暮らし方に合わせキッチンを改築する

女の子が三人、両親が同居の七人家族のキッチンです。趣味が釣りという御主人は、休日の夕方には、生きのいい魚をお土産に持ち帰り、これを料理するのを楽しみにしています。子供たちも、ケーキを焼いたり、気が向くと本を片手に料理をしたりする年頃になってきたのですが、いまのキッチンではなかなか気分が出ないという苦情ももっともなことと、改築を思い立ったというわけです。

【コミュニケーションを図る対面式】
改築にあたっては、家族のコミュニケーションがスムーズになるように対面型にしたいというのが希望でした。まず、キッチンと廊下の間の壁を取り除き、広い空間にしました。ただ、この廊下とキッチンが浴室への通路になっていて、これがプラン上の制約になっていますが、それがまた、家族のコミュニケーションに有効に働いてもいます。また、キッチンの作業カウンターを長くしたかったので、L字型の配置にしました。流しはダイネットカウンターに対面しています。

【趣味を生かすために下流しをつくる】
背面の階段の下を利用して魚を捌くための下流しを設けましたが、これは、通常は蓋状の肴板をかぶせておいて、普通の作業台として使用するようになっています。これに続く収納庫は、電気調理器具の収納兼作業台としても使えるようにしました。